今までお世話になってきた先生に「辞める」と伝えることは心苦しいと感じるかもしれません。
しかし躊躇している間に時間が過ぎ、直前に伝えられた方が塾にご迷惑を掛けてしまう可能性があります。
「辞める」と決めた時にはなるべく早めに、はっきりと伝えましょう。
今回は、塾を辞める時の具体的な例文や参考理由も交えて紹介します。
塾を辞める時の伝え方
中学生や高校生であれば、塾へ行った時に自分で伝えることも可能です。
しかし、退会は月謝や契約なども絡んでくるので、可能であれば保護者から伝えることが望ましいでしょう。
伝え方は電話で伝える方が多いですが、普段から利用している連絡ツールがあればそちらから伝えても問題ありません。
入塾の際の契約書などに退塾方法などの指定があれば、それに沿って行うようにしましょう。
個別指導などで、特にお世話になった先生に直接お礼を伝えたい場合は、会って伝えることももちろん可能です。
塾を辞める時の伝えるタイミング
伝えるタイミングは塾によって異なります。
毎月の締め日が決まっている場合は、それまでに伝える必要があります。
締め日を過ぎてしまうと、辞めるタイミングが1ヶ月先になってしまう可能性があります。
塾の方でも月謝の引き落としのストップや事務手続きがありますので、早めに伝えることが無難でしょう。
急に辞めることになってしまった場合は、塾に希望退塾月を伝え可能かどうか確認してみましょう。
先生にお礼の品は必要?
基本的には、お礼の品は必要はなく、「お世話になりました」「ありがとうございました」などのお礼の言葉を伝えれば問題ありません。
しかし塾の中に、特にお世話になった先生や、子どもと親しかった先生がいる場合はお礼の品を用意することもあるようです。
その際は、あまり高額なものだと先生も恐縮してしまいますので、先生の負担にならないよう配慮しましょう。
贈答品を用意する場合は、予算は3,000円~5,000円くらいがおすすめです。
先生へのお礼の品はこちらで詳しく紹介しています。
友達にお礼の品は必要?
こちらも基本的には必要ありませんが、個別指導や少人数制の塾で一緒に勉強していた子達には用意してもいいでしょう。
贈答品を用意する場合は、予算は500円~1,000円くらいがおすすめです。
友達へのお礼の品はこちらで詳しく紹介しています。
塾を辞める時の例文
辞める時に実際に使える例文を伝え方ごとに紹介します。
直接会って伝える場合
直接伺うことができる場合は、会って伝えるのが一番理想的です。
お礼の気持ちも一番伝わると思います。
いつもありがとうございます。
○○の母(父)です。
今少しお時間よろしいですか?
実は、●月いっぱいで辞めさせていただきたいと思っております。
(理由を伝える場合は、ここで理由を伝える)
これまでご指導いただき、ありがとうございました。
先生のご指導のおかげで、○○の学習習慣がつきました。
ご迷惑をお掛けしたこともあるかもしれませんが、優しくご指導いただき本当に感謝しております。
*確認する事項があれば確認する
退塾にあたり、退塾届などの必要な手続きはありますか?いつまでに提出すればよろしいですか?
残りの授業も引き締めて通わせていただければと思います。
もうしばらく、よろしくお願いいたします。
電話で伝える場合
電話をする際には、授業の時間や先生の都合もあるので、かける時間帯に注意しましょう。
先生が指導中などの場合は、他の先生や事務の方へ内容を簡潔に伝え、折り返しの電話をお願いすることも可能です。
最終日に直接ご挨拶をしたい場合には、電話の際に伝えるようにしましょう。
いつもお世話になっております。
○○の母(父)です。
お忙しいところ恐れ入ります。
■■先生はお手隙でいらっしゃいますか?
実は、●月で辞めさせていただきたいと思っております。
(理由を伝える場合は、ここで理由を伝える)
これまでご指導いただき、ありがとうございました。
先生のご指導のおかげで、○○の学習習慣がつきました。
ご迷惑をお掛けしたこともあるかもしれませんが、優しく指導していただき本当に感謝しております。
*確認する事項があれば確認する
退塾にあたり、退塾届などの必要な手続きはありますか?いつまでに提出すればよろしいですか?
残りの授業も引き締めて通わせていただければと思います。
最終日には、私もご挨拶に伺いたいと思っております。
その時は、またよろしくお願いいたします。
では、失礼いたします。
メールなどで伝える場合
メールでの連絡の場合は、誤字がないように気を付けましょう。
そして、誰からのメールか分かるように、件名には宛名(先生名)と子どもの名前を明記するようにしましょう。
LINEなどの場合は、既読がつくのでわかりますが、メールの場合みていただけたかわからない場合もあります。
メール件名:■■先生 生徒名(子どもの名前)
メール本文↓
■■先生
いつも大変お世話になっております。
○○の母(父)です。
実は、●月で辞めさせていただきたいと思っております。
(理由を伝える場合は、ここで理由を明記)
本来であれば直接お伺いしてご挨拶するべきところですが、メールでのご連絡で失礼いたします。
これまでご指導いただき、ありがとうございました。
先生のご指導のおかげで、○○の学習習慣がつきました。
ご迷惑をお掛けしたこともあるかもしれませんが、優しくご指導いただき本当に感謝しております。
退塾にあたり、必要な手続きなどがございましたらご連絡いただけますよう、よろしくお願いいたします。
最終日には、私もお伺いしたいと思っております。
残りわずかではありますが、今後のご指導も引き続きよろしくお願いいたします。
保護者の名前
連絡先:090-××××-××××
辞める理由について
塾を辞めたいことがしっかり伝われば、辞める理由を必ずしも伝えなくても大丈夫です。
しかし、先生から尋ねられた場合や理由も伝えたい場合は、曖昧にせずにしっかりと伝えましょう。
先生に尋ねられた時のために、伝える理由を事前に考えていくと当日焦らずに対応ができます。
正直な理由を伝えるのが一番いいと思いますが、言いにくい場合もありますので、その際には無難な理由で伝えるのもいいでしょう。
理由を告げた場合、先生の方から受講時間の調整をしたり、もう少し頑張ろうと提案があるかもしれません。
その際は、「ご提案ありがとうございます」とお礼を伝えた上で、丁重にお断りしましょう。
塾を辞める時の伝え方まとめ
今回は、塾を辞める時の伝え方をまとめました。
塾によって対応や決まりは異なることもありますので、正式な対応はそれぞれの塾に確認してください。
穏便に気持ちよく辞められることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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