子どもには、楽しく幸せに生きていってほしいと願いますよね。
そのために必要なのは、「子どもが自分で考えて行動する力=自己肯定感」です。
今回は、子どもの自己肯定感を高めるために親ができることを5つ紹介します。
自己肯定感とは
自己肯定感とは、自分の存在を認め、自分は自分のままでいいと思える心の状態のことを言います。
特に幼児期〜小学生の時期にはその子の基本となる性格や人間形成のとても大切な時期です。
その時期に自己肯定感を高めることができれば、これから先の人生を前向きに幸せに生きていくことができるといわれています。
この世に生まれてきて価値のない人なんていません。
でも、自分で自分の存在価値を分かっていないと、何をするにも自信が持てず消極的になってしまいます。
自分の価値を理解し認め、自分を信じられる子どもになってもらいたいですよね。
日本は特に子どもの自己肯定感が低いといわれています。
子どもの自己肯定感を高めるためには、親の言動がとても大きな影響をあたえます。
親は誰でも子どもの幸せを願っています。
子どもが自らの人生を楽しく幸せに過ごせるように、まずは自己肯定感について多くの方に知ってもらえたら幸いです。
自己肯定感が高い子と低い子の特徴
自己肯定感の高い子
子どもの自己肯定感が高いと、どんなことにも自信をもって取り組めます。
もしそれで失敗してしまっても、自分の力で立ち直り、次に失敗しない為の方法を考えることができます。
これから先、一度も失敗をしない人はいません!
失敗から立ち直ることは、生きていくために必要なスキルです。
自己肯定感が高い子は、失敗する機会をたくさん経験できます。
その経験から、さまざまな困難や問題を解決する力が身についていくのです。
そして自分を認めることができると、周りの人のことも素直に認めることができます。
もしも周りの人が失敗しても、責めるのではなく一緒に解決策を考えることができるでしょう。
自己肯定感の低い子
自己肯定感が低いと何事にも躊躇してしまうので、いろいろなことにチャレンジする機会が少なくなります。
経験することが少ないので、これから先の様々な困難にあった時の対処の仕方が分からなくなってしまいます。
大きな困難のときには全てを投げ出してしまう危険があります。
親がするべき自己肯定感を高める言動
- 子どものすべてを受け入れる
- 結果ではなく過程をほめる
- だれかと子どもを比べない
- 子どもを否定しない
- 子どもの話をしっかりと聞く
①子どものすべてを受け入れる
自分がそこに存在するだけで素晴らしいということを、まずは伝えなければなりません。
そのためには、その子のいいところも悪いところもすべてを認めることが必要です。
悪いところがない人なんていません。
悪いことをしたら、叱って直す必要はありますが、子ども自身を否定することはNGです。
②結果ではなく過程をほめる
なにかをやっているときに「上手にできたね」「1位になれたね」などと結果をほめてばかりだと、できなかったときはダメなんだという間違ったイメージで伝わってしまいます。
結果はどうであれ、本人ががんばったことや挑戦したことをほめてあげると自己肯定感も高くなります。
③だれかと子どもを比べない
きょうだいやお友達と比べることは、その子にとってなにもプラスになりません。
ただ、自信がなくなり自己肯定感が低くなります。
もう二度とやらないという方向へ導いてしまう可能性もあります。
比較してほめる場合は「以前の本人」と比較しましょう。
④否定しない
子どもは成長するにつれて、自分で決められることが増えていきます。
ささいなことでも自分で決めたことを否定され続けると、自分で決めてはいけないんだというメッセージとして受け取ってしまいます。
どうしても無理なことでも、決めたこと自体は必ず一度受け止めてから、無理な理由を伝えるようにしましょう。
⑤子どもの話をしっかりと聴く
子どもの話をしっかりと聞かないと「自分には興味がない」「分かってもらえない」と受け取り、次第に自信をなくしていきます。
話を聞いてあげられない時もあると思いますが、1日10分でも手を止めて子どもの話をしっかり聴く時間を作りましょう。
まとめ
自己肯定感とは、自分の存在を認め、自分は自分のままでいいと思える心の状態
自己肯定感が高いと、前向きに幸せを感じて生きていくことができる
子どもの時期に親の接し方で、自己肯定感は高められる
子どもの自己肯定感は将来を生きていくためにとても大切です。
お子さんが楽しく生きていくために、少しずつ実践してみてください。
自己肯定感を高める子育てコーチングはこちらで紹介しています。
実際どのようなシーンでどんな声かけをしたらいいのか、もう少し具体的な方法はこちらで紹介しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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