赤ちゃんへの絵本の読み聞かせは0歳からはじめることがオススメです。
小さいころに読み聞かせをしていた家庭の子どもは学力が高いことが実証されています。
しかし実際に読み聞かせをしても、聞いているのか不安になりますよね。
さらに泣き出してしまうと、もう読むのをやめようと思います。
今回は年齢別に読み聞かせをする効果や、おすすめの絵本を紹介します。
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小学生~大人におすすめの絵本はこちらで紹介しています。
絵本が子どもに与える影響
まず、絵本が子どもに効果があることは、様々な研究から実証されています。
平成25年の文部科学省の調査でも、小さいころに読み聞かせをしていた家庭の子どもは学力が高い傾向にあるという研究結果が出ています。
子どもに限らず、ものごとを覚えていくときには「見る」「聞く」「触る」といった多方向から脳に情報が入ると覚えやすいといいます。
絵本の読み聞かせでは「絵を見る」「声を聞く」ということが同時に行われます。
それは、子どもの脳を刺激して、多くの知識を積み上げる効果があるというわけです。
その他にも、子どもと親に様々な影響を及ぼすことが分かっています。
読み聞かせを始めるタイミング
読み聞かせは、いつからはじめてもよいものです。
子どもが興味が出た時が始めるタイミングです。
その子によって、何がきっかけになるのか分からないので、1度や2度聞いてないなと思うことがあっても、本を変えてみたり、タイミングを変えてみたり、いろいろ試してみてください。
何度やっても聞かない!とママの負担に感じる時は、無理せずにしばらく読み聞かせは見送りでも大丈夫です。
その子にとって興味が出る時や興味があるものが見つかる時がきます。
0歳の子への効果
絵だけで楽しめるものがおすすめです。
鮮やかな絵は赤ちゃんの脳に刺激を与えます。
0歳の時期は反応はあまり多くはありませんが、赤ちゃんは目や耳で多くの情報を吸収しています。
この時期に吸収したことは、しっかりと蓄積されていきます。
さらに、ママと一緒に絵をみて語り掛けながらスキンシップをすることで、リラックスして安心感も得られます。
0歳におすすめの絵本
【ママリ口コミ大賞】5期にわたり「0歳むけ絵本部門」で受賞している作品です!
白と黒や赤などのコントラストの強い模様は、赤ちゃんが大好きです。
擬音語の響きの楽しさは、ママやパパの声で読んであげることで赤ちゃんは安心できます。
0歳児のクラスのお子さんにとても人気のある絵本だそうです。
赤ちゃんも大好きな「いないいないばぁ」の遊びをしながら、親子で笑顔になれる絵本です。
赤ちゃん学絵本『もいもい』『うるしー』『モイモイとキーリー』が特製BOXに収納した特別セットです。
赤ちゃんと一緒につくった赤ちゃんのための絵本で、出産祝いにも多く採用されております。
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1~3歳の子への効果
1歳の頃は「コンコン」「ガタガタ」などの楽しいリズムの絵本を読んであげると喜びます。
子ども達も興味をそそるたべものの絵本は、絵をみて喜ぶ子も多いです。
0歳から読んでいる絵本で、気に入っている本は続けて何度も読んであげましょう!
2歳になると話せる言葉も増えてくるので、言葉の響きやリズムなどを楽しみながら読んであげると、語彙力が高まります。
同時にイヤイヤ期のはじまる頃なので、読んでいてもページをめくったり、絵本を閉じてしまったりすることもあります。
しかしその絵本がイヤなのではなく、今は気分ではないことが多いので、遊んでしまう時は無理に読み続ける必要はありません。
3歳頃には、少しずつストーリー性のある絵本も理解できるようになってきます。
生活習慣(歯磨き・トイレトレー二ング・就寝時間)などで困っていることがあれば、それらに関する絵本を読んであげるのもいいでしょう。
1~3歳におすすめの絵本
ファーストブックにも大人気のシリーズです!
『だるまさんが』『だるまさんの』『だるまさんと』のそれぞれに楽しみがあり、子どもは大喜びします。
「だるまさんが」を購入後、追加でシリーズを購入する人も多いです。
親の世代も大好きな絵本!
自分が好きだったから子どもにも読んであげたい方が多いです。
鮮やかな絵とリズミカルな進み方もで子どもが夢中になります。
親子三世代に愛される圧倒的な人気絵本!
大きなフライパンいっぱいのカステラは本当においしそうですよね。
シリーズも多くありますが、まずは王道の「ぐりとぐら」を読んで欲しいです。
こどもはなぜか歯磨きを嫌がります。
歯磨きがきらいな主人公「くうぴい」が、歯磨きをしないとどうなるのか知って・・。
歯みがきの大切さを分かりやすく教え、歯みがきが大好きになる絵本です!
年齢別におすすめの絵本>>絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶなら
4歳~5歳の子への効果
4歳頃になると、好みもいろいろと出てくる時期です。
絵本があまり好きではない子には、好きなキャラクターや動物などの絵本で興味を持ってもらうことも大切です。
さらに「なぜなぜ期」のピークで、全てのことに「なぜ?」で頭がいっぱいです。
絵本を読んでいても「なんで?」「どうして?」と質問攻めになることもあるかもしれません。
そんな時は、絵本を読むことよりも子どもの好奇心を優先して、じっくりお話しすることも親子での素敵な時間になります。
5歳頃には、主人公に感情移入できるようになってくるので、メッセージ性のある絵本も取り入れると心が豊かになります。
対人関係もはじまっている年頃なので、お友達の気持ちや親の気持ちを理解することにもつながります。
4~5歳におすすめの絵本
子どもから大人まで楽しめる「パンどろぼう」シリーズです。
楽しい絵と展開に子どもは大笑い!
大人気シリーズの第1巻~3巻のセットです。
個性の違いや友達との関わりなどを分かりやすく学べます。
さらに、クレヨンの新しい発見でお絵描きに対する表現力も上がる!
幼稚園や児童館でもよく見かけるおなじみの人気絵本です。
たくさんの動物たちが登場するお話です。
優しい心づかいと勘違いが楽しく幸せな空間をつくります。
子ども達にも優しさは連鎖するということが感じられる素敵な絵本です。
こどもはなぜか歯磨きを嫌がります。
歯磨きがきらいな主人公「くうぴい」が、歯磨きをしないとどうなるのか知って・・。
歯みがきの大切さを分かりやすく教え、歯みがきが大好きになる絵本です!
6歳~小学生への効果
6歳頃からは長い物語も楽しめるようになるので、ストーリー性があり内容がしっかりしている絵本を選ぶといいでしょう。
日常に関するものであれば、友情や家族のお話しや、思いやりや仲直りなど気持ちの変化が描かれているものがオススメです。
何度も読むことで、自分の言葉や行動が相手へどのように伝わるのかなど考えられるようになります。
この頃からは自分でも好みもだんだん分かってくる時期だと思います。
読みたい絵本があるのであれば、自分が読みたい絵本を読むのが一番いいと思います。
自分で読める絵本でも、読み聞かせは親子の信頼関係や心の安定にも繋がりますので、ぜひ続けてください。
6歳~小学生におすすめの絵本
宮西達也先生のティラノサウルスシリーズの第1弾!
強くてこわいティラノサウルスがはじめて知る感情に涙・・。
心が温かくなる感動ストーリーです。
不朽の名作です。
青おにくんの深い深いやさしさに感動しますが、切なくもあります。
大切な人のためのやさしさは、子どもにもぜひ感じてもらいたいですね。
普段はあまり口に出せない方もいるかもしれませんが、誰もが子どもに想っている気持ち。
子どもだけではなく、毎日頑張っているお母さんにもぜひ読んで欲しい1冊です。
読むだけで、親子の関係がさらに深まります。
鈴木のりたけ先生の大人気絵本!
子どもも大人も一度は経験したことがある大ピンチを面白く図鑑のように紹介してくれます。
失敗をおそれる子が多い昨今なので、ピンチを乗り越える力をつけて欲しいです。
小学生~大人におすすめの絵本はこちらで紹介しています。
読み聞かせをする時のコツは?
まず本を選ぶときは「どの絵本にする?」と子どもに選んでもらうのが一番いいですが、読んであげたい絵本がある時は親が選ぶのもいいでしょう。
「ママ、今日はこの絵本読んでみたいな」と伝えてみると子どもも喜びます。
読み方で注意すること
子どもを喜ばせようと大げさに演じて読むと、子どもは絵本の内容に集中できなくなる場合があります。
登場人物によって多少の声色を変えたり、セリフに強弱をつけるなどはいいですが、子どもが絵本に集中できるように抑揚のつけすぎに注意しましょう。
絵本の中に書いてないことを付け足したり、アドリブなどはあまり入れずに読んであげてください。
途中で「どうしてだと思う?」など質問したり、絵の説明をしてあげたりすることも同じです。
子どもの集中力を途切れさせてしまう可能性があるので、なるべく止めずに読んであげてください。
質問などはした方がいい?
子どもが質問をしてきたら一緒に考え、「あなたはどう思う?」などと質問で返し、一緒に楽しくお話しするのはOKです。
ただ、真剣に聞いていた子どもに、読み終わった後に「どうだった?」「どういうお話だった?」「おもしろかった?」と感想を毎回聞くことは避けましょう。
毎回感想などを聞かれると、感想を述べなければいけない時間という認識になります。
せっかくの読み聞かせが子どもの負担になってしまう場合があります。
子どもは読み終わったお話しをイメージしていたり、うまく気持ちを表現できなかったりします。
読み終わった後に、子どもが何も言わなくても気にする必要はありません。
いつも同じ絵本を選んでくる場合
同じ絵本やページを繰り返すことで子どもは満足感が得られます。
好きな絵本、楽しい気持ちになる絵本を何度も読んでもらい、お決まりの展開を見守る。
繰り返しにより、子どもはお気に入りの絵本の世界を存分に楽しみます。
わが家でも、「またこれ読むの?(笑)」というくらいお気に入りで何度も読んだ本が2〜3冊あります。
親の方が飽きてしまいますが(笑)、子どもは満足そうに毎回聞いていました。
少し大きくなってから「あー!これ懐かしい!」とうれしそうに私にみせに来たことがあります。
そこでまた親子のミュニケーションができ、2人で楽しく読んだこともありました。
お気に入りの絵本はいつまでも子どもの心にずっと温かい思い出として残ります。
まとめ
これからの人間形成に大切な幼児期から絵本の読み聞かせをすることで、様々な良い影響を子どもに与えることができます。
- 絵本の読み聞かせは0歳から効果がある
- 絵本を読むときには、子どもが集中できるようにする
- 読んだ後に質問しすぎることは子どもの負担になる
- 年齢ごとにおすすめの絵本はあるが、子どもが好きな絵本は年齢関係なく読んであげる
忙しい毎日の中で、読み聞かせを行うことは難しい場合もあると思います。
毎日の義務ととらえるのではなく、子どもとのコミュニケーションの時間と考え、10分でもいいので親子で豊かな時間を過ごしてもらえたらうれしいです。
すぐに「何かができた!」のような結果では現れませんが、子どもの中で少しずつ積み重なりかけがえのない財産になります。
一人でも多くの子ども達が好きな絵本をみつけて、楽しい時間を過ごせることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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