実際は、4つ以上習い事があっても、子どもが楽しく負担になっていないのであれば、多くても問題ありません。
しかし、多いことで他に支障が出ている場合は見直しをすることも必要です。
わが家でも、姉弟でさまざまな習い事をしたので、何度も考えて見直しをしました。
今回は、小学生で4つ以上の習い事をしている場合のメリットとデメリットをまとめました。
さらに、習い事の見直し方法についても紹介しますので、参考にしていただけると幸いです。
小学生の習い事は平均何個?
幼児期から習っているものもあり、小学校入学してから始める習い事もあります。
小学生になるとお友達の幅も増え、いろいろなことに興味が出てきます。
さらに、親の身につけて欲しい気持ちから習ってほしい習い事もありますよね。
しかし、全部習うと体力的にも金銭的にも心配もあります。
小学生の習い事の数はどのくらいが平均なのか紹介します。
小学校低学年
低学年の習い事は、平均は2~3個です。
低学年の時期は、まだ小学校の下校時刻も遅くないため、やや多い傾向にあります。
しかし、あくまで平均なので、実際は全く習っていない子や1個のご家庭も多いです。
そのかわりに、4個以上習っていて、週2回のものをいれると毎日習い事へ通っている子も一定数います。
低学年の時期は、子どもの好きなことや得意なことを見つけるために、いろいろな習い事をやってみるご家庭が多いようです。
小学校高学年
高学年の習い事も、平均は2~3個です。
しかし、低学年の頃と習うものが変わってきます。
高学年になると、小学校の下校時刻も遅くなり、委員会やクラブ活動などで学校生活も忙しくなります。
さらに、中学受験に向けて学習塾へ通う子が多く、その他の習い事を見直し減らすご家庭も多くなります。
ピアノ・水泳・習字・バレエ・空手・そろばん・サッカー・体操など、勉強以外の習い事を、見極めて整理し、代わりに学習系の習い事を増やすことが多いようです。
4個以上の習い事は多い?
確かに、4つ以上は平均よりも多いです。
しかし、多いからダメとか、子どもがかわいそうというのは別問題です。
子どもが楽しく習い事へ通っているのであれば、多くても悪いことではありません。
もちろん、睡眠時間が削られ、健康や学校生活に影響が出るほど忙しいのであれば、見直す必要はあります。
しかし、習っているから生き生きと生活できたり、習い事で会う友達との交流が楽しみだったりするのであれば、必要なことですよね。
大切なことは、子どもが習い事によって、どんな影響があるのかをしっかり考えることです。
そこには子どもの気持ちも大切です。
習い事を始める時も、見直しをする時も、子どもの気持ちもしっかりと受け止めた上でご判断をしてください。
習い事が多いメリット
いろいろなことに挑戦して体験できるのは、幼児期から小学校低学年の時期だけだと思います。
その期間にたくさん経験して、好きなものをみつけたり、これから先の勉強の基盤を作ったりできます。
好きなことをみつけられる
今は、幼稚園や保育園でもいろいろなことをやっています。
日常的に水泳や書道や英語、さらにサッカーや絵画などもやってくれるところもあります。
その中で好きなことが見つけられることもあります。
しかし、さらに深くしっかりと伸ばしたい場合や、幼稚園・保育園でやっていないものに関しては、自分で探して習う必要があります。
そのなかで、子どもが夢中になれることが見つかったり、得意なことが見つかったりすると、この先の生活に夢や目標ができます。
目指すものがあると、子どもはどんどん成長します。
まずは、いろいろな体験や経験がないと、見つけることもできません。
子どもの夢中になれることを見つけてあげることも、親の役目でもあります。
習い事の友達ができる
子どもにとって友達はとても大切な存在です。
もちろん、幼稚園・保育園や学校でも友達はたくさんいると思います。
しかし、それ以外のところで友達ができると、何かあった時にとても救いになります。
例えば、学校の友達とケンカをしてしまったり、うまくいかない時があったりした場合です。
全く別の環境で友達ができると、そのことを相談することもできます。
相談しなくても、ただ話をしたりするだけで、心の安定や気持ちが落ち着いたりできます。
わが家でも、4歳~7歳の時に習っていたバレエの友達や、小学校低学年から続けていた英語の友達と中学校が一緒になり、さらに仲良くなれて喜んでいたこともありました。
いろいろな習い事をすることで、自分の居場所がいろいろなところにできることもメリットですね。
習い事が多いデメリット
子どもの習い事が多いことでメリットもありますが、デメリットもあります。
メリット・デメリットを考慮した上で、お子さんの習い事をお考えください。
習い事に多くの時間を取られる
必然的なことですが、習い事に通っている間は、他のことはできません。
しっかりと睡眠をとって、身体を休めることも必要な時期です。
さらに低学年の内は、学校から帰って友達と遊ぶことも子どもにとっては大切な時間です。
習い事が多く友達と遊べないことが、ストレスになっている場合は見直す必要があります。
習い事で学べることはたくさんあります。
しかし、友達と遊ぶ中で学ぶこともたくさんあります。
それは、教えて覚えるものではなく、いろいろな友達と関わりながら自然と学んでいくことです。
さらに学校の下校時に、いつも友達の誘いを断ったり、遊ぶ子達で盛り上がっているのをそばでみていたりするのは、子どもにとってストレスになることもあります。
わが家も習い事をほぼ毎日していたのですが、3年生頃からまわりの友達が児童館へ行かなくなり、遊ぶ子も増えてきたので、習い事の見直しをしました。
親の負担
子どもが大きくなり、自分で通えるようになるまでは、親の送迎が必要です。
兄弟がいると、夕方は習い事送迎であちこち行ったり来たりします。
わが家も姉の習い事と弟の習い事で本当に大変でした。
しかも夕方は夕飯の準備などもあり、本当にバタバタで、効率よくまわす方法をいつも考えていました(笑)。
さらに、習い事が多いと出費も多くなります。
わが家でも、2人合わせて月に8万円ほどかかっていた時期もありました。
高学年になると学習塾に通う子も多くなり、さらに大きな出費になります。
学習塾を考えている場合は、現状の習い事の見直しが必要な場合もあると思います。
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習い事が多くて見直す場合
子どもの習い事が多くても現状のままで問題ない場合は、今は見直す時期ではないと思います。
しかし、今のままでは難しい場合の改善方法を紹介します。
習い事が時間的に難しい場合
習い事によっては、週に2回や3回通うものもあります。
わが家でも、習字・英語は週2回、スイミングは週3回行っていました。
そうすると、同じ曜日に掛け持ちが必要になります。
子どもが楽しんで行っていると、なんとか続けさせてあげたいと思いますよね。
しかし、無理をさせて身体を壊すことや、学校生活に支障が出ると困ります。
習い事の回数を減らす
まずは週に2回や3回の習い事を、回数を減らすことができるか講師の方に相談します。
週2回など決まっていても、相談してみると意外に受け入れてくれるところも多いです。
運動系などは、レギュラー争いなどに影響が出るところもあるかもしれません。
レギュラーになることが目標であれば、その習い事以外を減らすように検討します。
学習系では、プリントや課題などを家でするなどの負担は増えるかもしれませんが、通学するよりは時間の短縮ができます。
オンラインでの受講を検討する
通学時間の短縮のために、オンラインで受講できるものがないか検討します。
今はいろいろな習い事をオンラインで受けることができます。
最近は内容も充実していますので、通学と比較して検討されることをオススメします。
通学時間だけじゃなく、出かける準備などもなくなると負担も減ります。
特に学習系は、オンラインの方が料金的にもお得に受講ができます。
子どもが習い事をやめたくない場合
どの習い事も子どもが「やめたくない!」という場合、どうするべきか悩みますよね。
すきなことは続けさせてあげたいし、これからさらに伸びていく成長も楽しみです。
しかし、時間的に難しい場合や、成績が思わしくなく学習塾も行くべき時は、どうにか見直しをしなくてはなりません。
時間的に難しい場合は、まずはお子さんとよく話し合ってください。
そこで大切なのは、それぞれの習い事のゴール(目標設定)です。
それぞれ、どこまでやりたいのかを明確にし、その目標を達成するまでに必要な時間を計算します。
そこから、どの習い事をいつまで続けるか整理していきます。
学習塾など他の習い事を増やしたい場合も、同じように現在の習い事のゴールを決めて見直しをします。
もしくは、学習塾をオンラインで検討し、現在の習い事を継続していく方法もあります。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
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