子どもが学校の宿題をなかなかやろうとせず、苦労することありますよね。
なんとかやり始めても、すぐに集中力が切れて途中で投げ出してしまったり・・。
今日も結局終わらずに登校する時間になってしまった・・なんてこともありますよね。
すでに色々なことを試されていると思います。
しかし、なかなか効果がなかったり、この方法は合ってるのかな?などと心配になることはありませんか?
今回は、子どもの宿題について悩んでいる方が、「新たな方法」や、「今の方法を続ければ良さそう」などと、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
思い切って家庭教師にお願いするのも一つの手です!
子どもが宿題をやらない場合
このようなことを実践されている方も多いと思います。
全て素晴らしいことだと思います。
しかし、色々やっても効かないと、親もイライラしてきますよね。
他にはどんな対処法があるのか紹介します。
目標を低く設定する
子どもにとって宿題を全部やるというのは、先が長くやる気がおきないかもしれません。
まずは、「5分だけやってみよう」などと、目標を低くしてみてください。
できた時は、「じゃあ、あと5分やってみよう」などとは絶対に言わずに、「5分」できたことを思いっきりほめてください。
すると、子どもの方から「あと5分ならできるかも」とやる場合もあるかもしれません。
子どもは目標達成できたことで、成功体験ができます。
成功体験はこどもの自信になり、やる気を引き出します。
そして、だんだんと目標時間を増やしていきます。
苦手な教科で理解ができていない可能性
子どもも「やらなくてはいけない」ということは分かっていると思います。
それでも「やらない」のであれば、何か理由があるのかもしれません。
考えられる理由として、苦手な教科があり授業についていけず理解が出来ていないのかもしれません。
理解ができないものは大人でもやる気になれませんよね。
大人は調べたりして、自分で解決する方法もありますが、子どもにはどうしたらいいのか分からないこともあります。
理解が出来ていて、分からない問題であれば「分からない」と言えると思いますが、そもそも何を言っているのか分からない問題は、どうしたらいいのか分からないのです。
その場合は、教科書などを一緒にさかのぼりながら、どこまで理解できているのか確認をします。
その単元だけ分からないのであれば、しっかり復習することで乗り越えられますが、他の単元なども理解が浅いようでしたら、担任の先生に相談してみることも必要です。
一人ひとりの実力に合った>>信頼できる個別指導なら【坪田塾】
親も子も気分転換に場所を変える
夕方などで時間がない場合もありますが、週末や早帰りの日などがあれば、気分を変えて別の場所でやってみます。
図書館でもファミレスでもカフェでもどこでもいいです。
がんばったらファミレスなどでパフェなど頼んであげてもいいでしょう。
できたときには、たくさんほめてがんばったことを認めてあげてください。
親も、場所が変わることで気分も変わり、イライラが抑えられると思います。
いつもお子さんとがんばって向き合っているご褒美に、ご自身にもおいしいコーヒーやデザートを頼んでリラックスしてくださいね。
宿題は「出来ないもの」と割り切る
宿題ができなくても死ぬわけじゃありません!
大げさかもしれませんが、「宿題」の存在が子どもにも親にも大きなストレスになってしまうのであれば、「出来ないもの」と割り切ってしまってもいいと思います。
親としては、やるべきことはやる人間になってほしいし、社会に出た時に困るのではなどと考えると思います。
しかし、この先ずっと今の状況が続く訳ではありません。
例えば、学年が変わり担任の先生が変わったり、テレビを観て夢がみつかったり、お友達にほめられたことで自信がついたり、何かのきっかけで急にやり始めることは珍しいことではありません。
それが明日かもしれないし、1年後かもしれません。
今は、家族がストレスなく過ごすことが大切な時期なのかもしれません。
子どもの宿題の集中力が続かない場合
宿題をやり始めたと思っても、すぐに手いたずらを始めたり、席を立ってしまったり・・。
全部終わらせてからやればいいのに・・と思いますよね。
こちらでは、集中して宿題をするためにはどうしたらいいのかまとめました。
宿題のしやすい環境をつくる
集中力がきれることで多いのが、他のことに目や思考がいくことです。
テレビが付いていたり、机の上に勉強以外のものがおいてあったり、目につくところにゲームがあったり・・。
手に届かなくても、目線の先にゲームやおもちゃ、タブレットなどがあると、無意識に気持ちがそちらにいってしまいます。
大人でも横におやつが置いてあると、ついつい手が伸びて食べてしまいますよね(笑)。
もちろん、部屋の中から全てなくすことは不可能です。
出来る限り排除したり、椅子の向きなどで目に入らないように工夫できるところはするといいです。
勉強するには、勉強できる環境はとても大切です。
子どもが自分で時間を決める
宿題を何時に終わらせるのかを子どもが自分で決めます。
もし集中力がなくなってしまったら、何分休憩するのかも自分で決めさせて休憩します。
ここでのポイントは、親が「何時までに終わらせなよ」「何分まで休憩したら?」のように決めることはNGです。
子どもが自分で考えて決めることに意味があります。
自分で決めたことは、子どもに責任感が生まれ、自主的に取り組みます。
親など他人に決められたことは人任せになります。
自分事として考えない為、守る責任感は生まれません。
学校から帰ってすぐに宿題をしない子には、何時から宿題をするのかを決めさせるのも有効です。
宿題をする時間を習慣化する
子どもに学校から帰った後、何をするのかを一緒に決めます。
親が1人で決めるのではなく、子どもが主に決めて、時間的に難しい場合や親の都合でできないところは、実際に可能な計画表になるようサポートします。
習い事や、お友達と遊ぶ日などもあると思うので、曜日毎に表などでつくるのがオススメです。
宿題の時間の後に、ゲームやおやつなどのように自由時間にしておくと、宿題の時間が終わったら楽しいことが待っていると、集中して取り組むことができます。
学校から帰ってすぐではなく、お風呂入った後や夜寝る前などにやりたい場合も同様に、その後に楽しみを用意するようにしましょう。
お風呂のあとなら「デザート」、寝る前なら「YouTube15分」などと、がんばった後にうれしいものを予定にいれておくとやる気も出ます。
おうちの時間割ボードなどを活用するのもオススメです。
チャイルドコーチのワンポイントアドバイス
時間になっても宿題をやらない時、「宿題はやらなくていいの?」「もう時間だよ」などと声をかけるのはNGです。
多くの方が子どものころに経験があると思いますが、「今やろうと思ってたのにー!!」です(笑)。
時間になってもやらないと、親は「もう30分も過ぎてる・・」「時間を守れないと習慣にならない」などと思い、つい声をかけてしまいますよね。
しかし、「親が声を掛けて宿題をやる」では元通りです。
せっかくの時間を決めたり計画表を作ったりしたものが無意味になってしまいます。
気付かせるために「もう〇時だから、夕飯の準備しなきゃ~」「今日は何曜日だっけ?」などのひとり言のような声掛けはOKです(笑)。
もし子どもが忘れてしまっても、自分で気が付くまで我慢しましょう。
気付いた時(寝る直前であっても、次の日の朝であっても)に、「よく気付いたね」と気付いたことを認めます。
いきなり完璧にできなくてもいいのです。
繰り返しやることと認められることで、徐々に自分の自信になり、習慣になっていきます。
子どもにかける声掛けについてはこちらで紹介しています。
子どものやる気を引き出す方法はこちらで紹介しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント