今は幼少期から習い事をする子が多いですよね。
しかし、「行きたくない」と泣いてしまうことありませんか?
毎回泣く時は、もうやめさせた方がいいのかなと思いますよね。
一番大切なことは、原因が何かを知ることです。
ただ「なんで?」と聞いても話してくれませんよね。
今回は、「行きたくない」理由を知る具体的な方法を紹介します。
習い事を「やめたい」と泣く時はこちら>>
「行きたくない」と泣く時
「行きたくない」と言われ、「どうして?」と聞いても理由が分からないことが多いと思います。
それは、2つの場合が考えられます。
どちらの場合も、解決できる万能な言葉があります。
「何があったの?」です。
この言葉で子どもの本心を知ることができます。
2つの場合をそれぞれ説明します。
本人も何がイヤなのか分からない場合
未就学児などは、まだ心も身体も発達段階なので、うまく感情を説明することができません。
そのため、伝えることができず泣いてしまいます。
「どうして?」と聞いても、感情と頭の整理ができないのです。
「行きたくない」という気持ちには必ず原因となる出来事があります。
「何があったの?」と聞くことは、本人の感情ではなく実際に起きたことを聞くので、子どもに頭の整理をする必要がありません。
ただ、感情が高ぶっている時は考えることもむずかしいことが多いので、落ち着いてから聞くようにしましょう。
理由を言えない場合
普段から、自分の意見を否定されている子に多いことです。
「行きたくない」に対して、「なんで?行かなきゃだめだよ!」と言うことも否定です。
子どもは否定されることが多いと、自分の気持ちを話すことができなくなります。
「何があったの?」と聞くことで、理由(気持ち)ではなく事実を答えるので、否定される心配がなくなるのです。
自分で洋服を選んで着替えてきた子に、「それはバランスが悪いからこっちの服の方がいいんじゃない?」と声を掛けることも否定になります。
子どもは自分で選んだものはダメだったんだと感じます。
ビックリするような組み合わせの服を着てくると・・つい言ってしまいますよね(笑)
子どもを否定しないことは意外と難しいことです。
「行きたくない」理由を知ることが大切
「何があったの?」と聞くことで、本人の行きたくない理由が想像できます。
理由が分かれば、その原因に対して対処することができますよね。
例えば、先生と合わない・友達と何かあった・習い事が難しい・できない・嫌なことがあった・分からないことがある・不安になる・眠いなど、本当に理由はさまざまです。
いきなり本心を聞くことができない場合も、「何があったのか」を聞くことでヒントになり、子どもの本当に行きたくない理由を紐解くことができます。
まずは子どもの本心を知ることで、対処方法へ進むことができるのです。
理由を聞く時に気を付けること
子どもが泣いて興奮している時は、何を言っても聞こえない時もあるでしょう。
そんな時は、焦らずに子どもが落ち着くのを待ちます。
気を付けてもらいたいのは、泣いている子を責めたり叱ったりしないでください。
ますます子どもは泣きたくなりますし、本心を話してくれなくなります。
「行きたくないんだね」と子どもの気持ちを一度受け止めてください。
これはコーチングの傾聴・承認のスキルですが、相手の気持ちを全て一度受け止めて、安心して話ができるようにするものです。
子どもが「行きたくない」と泣くと、親も冷静でいられなくなる場合もあると思います。
一度に全て解決できなくても大丈夫です。
粘り強く何度か試して、うまくいく時も出てくるでしょう。
【習い事】わが家の実体験
息子が5歳頃の話ですが、スイミングに「行きたくない」と泣く時期がありましたが、原因が分からず困りました。
保護者の見学席があったので見ていましたが、いつも普通に泳いでいるのです。
ただ、毎回行く時には入口で大騒ぎし、コーチに抱っこして連れて行ってもらうこともしばしば・・。
さすがにコーチにも悪いし、どうにかしなければと思いました。
「何がいやなの?」「コーチがこわい?」「眠い?」など聞いても「いやなの」「行きたくない」と理由は分かりません。
そこで、少し落ち着いている日に「行きたくないよね」としっかり時間をかけて気持ちを受け止めることにしました。
「○○コーチは優しいよね」「泳ぐのは楽しそうだよね」などと少しずつ話を聞いていき、ついに原因を突き止めました!
たくさん子どもの気持ちを受け止めた後に「何があったの?」と聞くと、「どこにいくのか分からなかった」「何をするのか分からなかった」ということをポツポツ伝えてくれました。
スイミングは、行く曜日や時間でまわりのお友達も変わります。
そして、同じコースの中でも帽子のワッペンの数で泳ぐ練習が変わるのです。
もちろんコーチが説明をしてくれるのですが、5歳児には聞き逃すことや、理解できない時があったようです。
原因が分かったので、対策を一緒に考えて無事にその後も通うことができました。
習い事に「行きたくない」と泣く時のまとめ
今回は習い事に「行きたくない」と泣く場合の対処方法を紹介しました。
これをすれば、1回でスッキリ解決!というわけではありません。
子どもは習い事を一生懸命がんばっているので、親も一緒にがんばって寄り添っていきましょう。
もし、「行きたくない」の気持ちが強い場合は、思い切って辞めることも勇気です。
辞めることで、親子共に楽しい時間が過ごせる場合もあります。
辞めると決めた時の伝え方はこちらを参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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