2歳頃から始まるイヤイヤ期・・ママは本当に大変ですよね。
色々試してみるけど毎回効く方法も違うし、諦めるしかない時もあります。
時間がない時に限って、意味不明なイヤイヤが始まると泣きたくなりますよね。
時期がくれば落ち着きますが、真っ只中の時は終わる気がせず抱え込んでしまう方も多いと思います。
そんな辛い思いをされている方が、少しでも楽に子育てができるように参考にしてもらえると嬉しいです。
言うことを聞かない時の対処法
イヤイヤ期が始まると、何をするにも予想外に時間がかかりますよね。
食事・お出掛け・歯磨き・お風呂・寝かしつけなど、毎回どうしたらいいのか悩み、本当に疲れます。
今回は、言うこときかない時の対処法をまとめました。
親が余裕の時間を作る
時間がなく急いでいると、余裕がなくなって子どもにも色々言ってしまいます。
そうならないように、スムーズに行かないことを前提に時間配分します。
寝る前のおしゃべりや読み聞かせ時間も長いので、寝かせたい時間より30分程早く寝室に行きます。
約束の時間があったり、余裕を持たせることが難しい場合もあると思います。
どうしても遅れてしまう時や、うまく進まずに誰かに迷惑をかけてしまった時は、しっかりと謝ればいいのです。
お子さんが好きなぬいぐるみ作戦
「○○ちゃん、私眠いんだけどベッドに一緒に来てくれる?」と、パペットのようにぬいぐるみ役をします。
×「一緒に行こう」 → 〇「一緒に来て」
「一緒に行こう」より「一緒に来て」で、頼られると意外と「分かった」と言ってくれることもあります。
他にも、ぬいぐるみにお利口な役になってもらう方法もあります。
「歯ブラシできてお利口だね」などと、ママがぬいぐるみをほめてやり取りしていると、必ず寄ってきます(笑)。
そこで自分も褒められようとやってくれればOK。
その時は、ぬいぐるみと同じもしくはそれ以上にほめてあげてください。
おだてて調子に乗せてやらせちゃう
「早く着替えてー」より「自分でお着替えできるかなぁ?」です。
「まさかもう着替え終わってる!?」「ちょっと見てみよっかなぁ」
などと、大きなひとり言を言って少し待ちます。
チラッと見るとドヤ顔で着替えてたりします。
すかさず、「えー!もう着替えできてる!!」「さすがだねー」と大げさに褒めたりすると、どんどん進んで色々してくれます。
ママやパパと勝負
「どっちがお出掛けの準備早くできるか勝負ね、よーいドン!」と言って一緒に準備を始めます。
ここでは、子どもの様子を見ながら、ゆっくり準備しましょう(笑)。
勝負は何歳になっても乗ってきます。
子どもに限らず、大人も勝負事は燃えますよね。
子どもの運動会などでは、親の方が白熱しています(笑)。
危険な事以外は好きにさせる
怒鳴ったり、叱られたりが続くと、子どもも慣れてしまい聞いていないのかもしれません。
言うことを聞かなくてもいいんです。
今はそういう時期で、言っても無駄だと諦めることも大切です。
必ず成長しますので、頑張らなくてもいいんです。
チャイルドコーチのワンポイントアドバイス
毎日の子育てに家事にお仕事に、本当にお疲れ様です。
イヤイヤ期・・いつまで続くのかとへとへとになりますよね。
今は大変ですが、必ず終わる時がきます!
大変な子ほど、少し改善した時や成長した時の喜びは大きいです。
イヤイヤにも、癇癪にも必ず理由があります。
2~3歳では、その気持ちを上手く伝えられずに泣いたり駄々をこねたりという行動に表れます。
その理由を全て理解することは難しいのですが、「理由がある」ということが頭にあると、少し冷静になれます。
子どもも冷静じゃないと、こちらの言っていることも聞かないこともあります。
しかし、毎回必ず子どもの言うことを否定せずに受け止めることが大切です。
そうすることで自分の話を聞いてくれたと、子どもの心に安心感が生まれます。
さらに続けることで、話を聞いてくれる人の話は聞くようになっていきます。
コーチングによる承認の詳しいスキルはこちらで詳しく説明しています。
子どもが危険な時でも言うことを聞かない
命の危険に関わるような場合は、本当に危ないですしヒヤヒヤしますよね。
いきなり車道に出ようとしたり、駐車場で走ったり、ハサミを投げたりなど、日常生活にも危険はたくさんあります。
どうしたら真剣に話を聞いてくれるのか、危険だってことを伝えられるのかまとめてみました。
実際にどうなるのかを想像できるように伝える
危ないと伝えても、すぐに忘れてしまうことが多いですよね。
実際に効果があった実例を紹介します。
子どもにとっては少し酷な話になってしまいますが、命の危険とはそれだけ大きな問題です。
伝える時は、しっかりと子どもに想いが伝わるように真剣に話しましょう。
どうして欲しいかを子どもに伝える
「ダメ」「そっちに行かない」ではなく、「車がきて危ない」「こっちにきて」のように、子どもにして欲しいことを言います。
「走らないで」ではなく「車が走ってる道は歩いて」など。
ひどい時は、しゃがんで子どもに目線を合わせ、目を見て「車にひかれたら、もう二度と遊べないよ」などと伝えましょう。
「ストップ」と言ったら止まる練習をする
なんで叱られたのか、何が危ないのか分かっていない可能性もあります。
実際に効果のあった実例を紹介します。
保険のようなつもりで、危険があり止められない時に発動できるようにしておきましょう。
叱っても子どもが反省しない時は?
悪いことをして叱った時、全く反省する様子もなくヘラヘラしていて、「聞いてるの?」と思うことがありますよね。
感情的になってはいけないと分かってはいるのですが、何度も繰り返すと爆発してしまいそうになります。
そんな時はどうしたらいいのかまとめました。
何度も根気よく教える
子どもの性格はそれぞれ違い、反省していても自尊心から平気なフリをする子もいます。
そういう子を追いつめるように叱り続けると、内心は深く傷つくそうです。
それを知ってからは、伝えたいことだけ伝え、感情的に叱ることを気を付けるようにしました。
気を付けようと思っても、感情的になってしまうこともたくさんあります。
感情的になってしまっても自分を責めることはせず、アンガーマネジメントなどで落ち着ける方法を探すことが必要です。
\アンガーマネジメントでイライラを抑えたい方はこちらがおすすめです/
でも、子どもは失敗を繰り返すものです。
繰り返しながらも成長するのだと思います。
根気よく、何度も教えることも必要です。
手を握って目を合わせて簡潔に伝える
本気で叱る時は、手を握って目を合わせて簡潔に伝えるといいみたいです。
「私は真剣に怒っている」という姿勢をみせることが大切です。
「またママが同じこと言ってる」と思われては真剣に聞きません。
あとは、笑って話を逸らしたかったり、怒られている気まずさを回避しようとしているのかもしれません。
聞いているのか聞いていないのか分からなかったことでも、ちゃんとインプットされていました。
私が話した時には、「聞いているのかな?」と思っていましたが、同じ話を友達にしていたことがありました。
怒りを真正面から受け止められない子には方法を変える
怒られてヘラヘラする子や逃げてしまう子は、向けられた怒りへのショックを真正面から受けるのが辛くてそういう反応をすることがあるそうです。
怒られて泣く子もいますが、反省の度合いではないそうです。
そういう子には、真正面から目を見て話すと、目を合わせないようにヘラヘラするそうです。
後ろからやさしく抱きしめて、耳元で小声で諭すと素直に聞きます。
本来泣くであろう時に、ふざけたり逃げたり怒ったりするのは感情からの逃避行動です。
精神的に追いつめないように、自分の感情を受け入れられるように導いてあげてください。
深呼吸して、冷静になる
怒る前に深呼吸して穏やかな小さな声で冷静に叱ってみてください。
「カッと」なった時に、6秒待つと怒りが落ち着くという手法もあります。
毎日のことですから、イライラしてしまう気持ちも当然です。
しかし、イライラした気持ちで話すことは、自分も辛いし子どもも辛いと思います。
命に関わることは別ですが、そうじゃないことは多少は目をつぶることも必要じゃないでしょうか。
チャイルドコーチのワンポイントアドバイス
毎日の生活の中で、口を出したいこと、怒りたいこと、たくさんありますよね。
しかし、怒られている時にはあまり聞く耳を持っていません。
どうすれば子どもに伝わるのか、それはほめられている時です。
ほめることがない!と思う方もいるかもしれませんが、ほめるところは、注意深くみていなければ気付けません。
例えば、「道路を歩いている時」「ものを投げずに遊んでいる時」など、ほめるのはごく普通のことをしている時です。
子どもの直してほしいことを、しなかった時に褒めます。
いつも道路で走ったり、ジャンプしたり危ないところを直して欲しい子には、
「わぁ!道路の端っこを歩いていてかっこいいね」などと褒めます。
子どもは褒められると嬉しくて、またやろう!と思います。
もちろん、子どもなので忘れてしまうこともありますが、日々の声掛けの積み重ねでビックリするくらい効果が出ます。
何か怒られるようなことをした時は誰でも分かりますが、していない時は親にしかほめられません。
日々の生活の中で、何か(怒られるようなこと)をしてしまう前に、ぜひ声に出してほめてあげてください。
まとめ
・親が時間に余裕を持って動き出す
・お気に入りのぬいぐるみ役で話しかける
・おだてて調子に乗せる
・ママやパパと勝負など、ゲーム感覚にする
・危険なこと以外は好きにさせる
・実際にどうなるのか想像できるように伝える
・「ダメ」ではなく、どうして欲しいかを伝える
・「ストップ」と言ったら止まる練習をする
・何度も根気よく教える
・手を握って目を合わせて簡潔に伝える
・怒りを真正面から受け止められない子には方法を変える
・深呼吸して、冷静になる
今回は子どもが言うことを聞かない時の対処法をまとめました。
親も1人1人違うように、子どもも1人1人違います。
いろいろな方法を試しながら、少しでもママも子どもも楽しく過ごせる時間が増えることを願っています。
ママが一生懸命お子さんと向き合っていることは、本当に素晴らしいことです。
たまには力を抜いて、手を抜いたりしながら楽をしてください。
ママに余裕ができると、子どもとの時間もゆとりができますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント